出会い系のサクラが人→AIに進化!ChatGPTのサクラに騙されない方法

出会い系のサクラが人→AIに進化 | ChatGPTのサクラに騙されない方法

2022年11月にAIの劇的な進化をみせつけたChatGPT
ChatGPTは様々な目的で利用できますが、悪用する人もいます。

サイバーセキュリティの専門家は、出会い系アプリでの詐欺目的でのChatGPTの利用が始まったと指摘しています[1]Forbes:ChatGPTを用いた「ロマンス詐欺」が増加の兆し、専門家が警告
つまり、最先端のAIが出会い系のサクラになっているのです。

AIがサクラの仕事を奪う?

数年前から「世の中の仕事がAIによって代替される」こんな話が増えています。
AIはすでに出会い系のサクラの仕事を人から奪っているようです。

出会い系でメッセージを送ってる女性はAIかも

サイバーセキュリティ関連企業の創業者アレックス・ホールデンさんはForbesの記事で、以下の指摘をしています。

ロマンス詐欺を行う犯罪者らが説得力のあるペルソナを作るためにChatGPTの利用を開始したと述べている。「彼らは、若い女性になりすますチャットボットで男性をおびきよせ、自動化された会話に引き込んでいる」と彼は指摘した。
引用:ChatGPTを用いた「ロマンス詐欺」が増加の兆し、専門家が警告

これまで「サクラ」や「業者」と呼ばれた人の仕事がAI化されつつあるのです。
もしかしたら、出会い系アプリでメッセージ交換している女性はサクラかもしれません。

AI導入は詐欺業者に多数のメリットがある

出会い系でサクラをつかい稼ぐ詐欺業者にとって、AI導入は多数のメリットがあります。
いくつかピックアップします。

  • 実在しない女性の写真を作れる[2]日経クロステック:AIが生成する「実在しない人物の写真」、実は簡単に見破る方法があった
  • 24時間365日仕事ができる
  • 膨大な量のメッセージを送信できる
  • さまざまな言語に対応
  • サクラのオペレーターの人件費削減

まとめると、AI導入は詐欺業者にとって

  • 人件費削減
  • 業務効率化

この2つのメリットがあります。

AIなら文句を言わずにずっと働き続けます。
Generated PhotosのようなAIを使えば、ネット上からサクラ用の写真を収集する手間も省けます。
1つのAIが複数のプロフィールから、男性にメッセージをばら撒くこともできます。

けど人間は違います。
1日に働ける時間は決まってます。
給料や仕事内容に不満があったら、退職してしまいます。

詐欺業者がAIを導入するのも納得ですね。

AIは学習して進歩し続ける

もちろんAIは万能ではありません。
ChatGPTでさえ、プロンプトと呼ばれる指示を与えないと動きません。
知的なことはできますが、人のように融通は効きません。

けれど、じっさいにChatGPTをつかい、マッチングアプリで異性に送るメッセージを作成した人がたくさんいます。
デートの約束に成功した人もいれば、失敗した人もいます[3]Tiktok:https://www.tiktok.com/@ekoastoic/video/7175301997229313322[4]Business Insider:I asked ChatGPT to reply to my Hinge matches. No one responded.
失敗例もあるとはいえ、すでにデートの約束に成功できるレベルではあるのです。

AIはこれからも進化し続けます。
これを考えると、AIのメッセージ作成技術はどんどん進歩します。
詐欺業者がAIを導入しない理由はありません。

出会い系でAIのサクラに騙されないための対策

出会い系アプリやマッチングアプリで、AIのサクラに騙されないための対策を紹介します。
以下の2つが有効的な対策です。

  • サクラがいない、安全性が高いアプリを使う
  • 不審な点があったらメッセージを終了する

サクラがいない、安全性が高いアプリを使う

AIに騙されないための最善の方法は
「サクラがいないアプリを使う」
です。

令和の時代になってもサクラがいる出会い系はあります。
この記事を執筆中にApp Storeを見ましたが、サクラばかりの出会い系をいくつか発見しました[5]2023年の1月19日に確認。

サクラがいない出会い系を見分ける簡単な方法があります。
それは「インターネット異性紹介事業」の認可の有無のチェック。

サイトやアプリの最下部などに「インターネット異性紹介事業」の認可の記載があれば安心です。
そのサービスにサクラがいる可能性は低いです。
少なくとも運営会社がサクラを雇って利用者を騙す、なんてことはありません。

不審な点があったらメッセージを終了する

インターネット異性紹介事業の認可を得ていても、外部からサクラ的な会員が入ることがあります。
「業者」と呼ばれる人たちですね。
業者もAIを使う可能性があります。

この場合、チャットの会話・メッセージで判断します。
例を挙げると

  • 言葉遣いが不自然
  • 具体的ではなく、抽象的な会話のやりとりが続く
  • 会話が噛み合わない

こんな人がいたら、その人はじつはAIかもしれません。

ChatGPTを使ってメッセージを作成した(本物の)女性とやりとりした男性は、こんな風に感じたそうです。
不審に思ったのに、この男性は女性とデートの約束をしましたが・・・[6]Business Insider:I asked ChatGPT to reply to my Hinge matches. No one responded.

もし不審なメッセージを送る女性がいたら疑いましょう。
その女性はAIのサクラかもしれません。
メッセージを終了し、次の出会いを探した方が良いと思います。

AIは良いことに使うこともできる

当たり前ですが、AIは良いことにも使えます。

出会い系やマッチングアプリの分野でも、詐欺師の発見にAIが活躍した、という中国の事例があります[7]SIXTH TONE:An AI Chatbot Is Fishing for Scammers on Chinese Dating Apps
文章を読み、その文章がAIが生成したかどうかを判別するAIもあります[8]GIGAZINE:対話AI「ChatGPT」が書いた論文の要旨を研究者は見分けることができないという報告
使い方次第、ということですね。

AIのサクラは脅威です。
ですが、きちんとした出会い系やマッチングアプリ運営会社なら対策を講じてくれます。
AIに騙されないためにも、ちゃんとしたサービスを使い、安全に出会いましょう。

新しいサービスを使うときは、かならず「インターネット異性紹介事業」の認可を確認。
この数秒の作業で、サクラ・業者に騙される確率はかなり減ります。