Tinderが月額500ドルの超高額有料課金プラン「Tinder VAULT」を準備中

Tinderが月額500ドルの超高額有料課金プラン「Tinder VAULT」を準備中

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「世界ナンバーワンのマッチングアプリ」として大人気のTinder。
Tinderは無料でも使えますが、3つの有料課金プランがあります。
これに加え、新たに「Tinder VAULT」と呼ばれる月額500ドル(約65,000円)の超高額課金プランを準備中と報道されています[1]Fast Company:Tinder’s CPO on Tinder Vault, the company’s anticipated $500 per month offering

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武部真也(shin)

2011年から50個以上のマッチングアプリを使い、アプリを調査・体験している。体験から得た知識を活かし、マッチングアプリに関連する記事を累計数百本執筆。特に興味がある分野は「最新テクノジー×出会い(人間関係)」。
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高額プラン「Tinder VAULT」に課金するメリット

Tinderにはすでに

  • Tinder Plus→月額1,200円
  • Tinder Gold→月額3,400円
  • Tinder Premium→月額4,300円

などのプランがあり、それぞれメリットがあります。

tinderの有料プラン比較表

tinderの有料プラン比較表

新しく登場するTinder VAULTは

  • 1ヶ月料金→500ドル(約65,000円)
  • 12ヶ月料金→5,000ドル(約650,000円)

このように、料金的にはまさに桁違い。
この超高額プランに課金すると、3つのメリットがあります。

① 24時間365日専門家からアドバイスをもらえる

1つ目のメリットはパーソナライズド・コンシェルジュ・サービス。
簡単に言えば、24時間365日専門家からマッチングアプリの使い方やデートのアドバイスを受けれるサービスです。

海外では

  • デートコンサルタント
  • デートカウンセラー

などのデートの攻略法を教える専門職種があり、かなり高い値段で相談を受け付けています。

このような、恋愛の専門家からいつでもアドバイスをもらえるのが、パーソナライズド・コンシェルジュ・サービスです。

② 他のユーザーよりも表示回数を増やせる

2つ目のメリットはプライオリティ・パス。

プライオリティとは「優先順位」という意味です。
つまり、他のTinder会員よりもTinder VAULT加入者のプロフィールの表示回数が増えます。

表示回数が増えると自然と右スワイプでいいね!してもらえやすくなります。

Tinderアプリスクリーンショット画像

③ 大人気会員にいいね!できる

3つ目のメリットはプレミアムパスポートです。

プレミアムパスポートは、Tinderでものすごく人気がある会員のプロフィールを見れる機能です。
言い換えれば、大人気会員にいいね!できる機能とも言えます。

大人気会員なのでいいね!してもマッチングは成立しにくいです。
けど、いいね!しないと何も始まらないのは事実。

運が良ければ、大人気会員とお付き合いできる可能性があります。

どんな人がTinder VAULTに向くのか?

Tinder VAULTが向くのは、お金に余裕がある人です。
身も蓋もありませんが。
現実的に考えて、マッチングアプリに毎月6万円以上使えるのは月収100万円以上の人でしょう。

それに、Tinder VAULTに加入したからといって恋人がすぐできるとは限りません。
普通の人でも恋人ができるまで数ヶ月はかかるでしょうから、Tinder VAULTに加入し続けたら出費は数十万円になります。
なのでお金に相当余裕がある人にしかTinder VAULTは向きません。

なぜ、Tinderはこんなプランを準備しているのでしょうか?

Tinderの親会社マッチグループは2022年の7月にThe Leagueというマッチングアプリを約40億円で買収しています[2]Tech Crunch:Match Group acquires members-only dating app The League for ~$30M
このThe Leagueはハイクラス・富裕層向けで、1週間99.99ドルの有料プランを提供しています。

富裕層・ハイクラス向けマッチングアプリのThe League

おそらく、The Leagueが好調だからTinderもハイクラス・富裕層向けプランを作ろうと思ったのでしょう。
特にアメリカでは貧富の差が深刻というか、とてつもない溝で生まれています。
Tinder VAULTやThe Leagueの料金くらい何ともない、という人がたくさんいるのだと思います。

世界的に、マッチングアプリはどんどん細分化されている傾向があります。
日本でも今後超ハイクラス向けマッチングアプリが登場するかもしれませんね。