マッチングアプリで恋人を見つけるには平均4,000回のスワイプが必要

マッチングアプリで恋人を見つけるには平均4,000回のスワイプが必要

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2022年に日本で結婚した夫婦の4人に1人近く(22.6%)はマッチングアプリがきっかけで結婚しています[1]明治安田生命:明治安田生命 「いい夫婦の日」に関するアンケート調査を実施
海外でもマッチングアプリは人気で、30歳以下の53%がマッチングアプリの利用経験があります[2]Pew Research Center :From Looking for Love to Swiping the Field: Online Dating in the U.S.
けど、マッチングアプリを使えば誰でも簡単に恋人や結婚相手が見つかる訳ではなさそうです。

アメリカのジュエリー会社Shaneの調査によると、恋人ができるまでに必要な平均スワイプ数は3,960回[3]Shane Co.:How Many Swipes Does It Take to Find a Significant Other?
やはり、未来のパートナーと出会うには時間と努力が必要のようです。

この記事ではShane社が発表した調査結果を紹介します。

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武部真也(shin)

2011年から50個以上のマッチングアプリを使い、アプリを調査・体験している。体験から得た知識を活かし、マッチングアプリに関連する記事を累計数百本執筆。特に興味がある分野は「最新テクノジー×出会い(人間関係)」。
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マッチングアプリで恋人ができるまでの期間

Shane社はマッチングアプリで現在のパートナーと出会った1,000人以上のアメリカ人に、利用期間について尋ねています。
その結果、平均すると恋人ができるまで8ヶ月11日かかっていました。

Shane社は

  • 男女別
  • 世代別

でもデータを公開しているので、それぞれ紹介します。

男性の方がマッチングアプリの利用期間は長い

男女別のマッチングアプリ利用期間は

  • 男性→8.63ヶ月
  • 女性→7.93ヶ月

このようになっています。

【男女別】マッチングアプリで恋人と出会うまでかかる期間

マッチングアプリでは男性よりも女性の方がモテると言われています。
そのせいか、女性の方がやや早く恋人を見つけています。
けれど男女の差はわずか。

女性にとってもマッチングアプリでの恋活・婚活は簡単ではないことがわかります。

Z世代は恋人探しがスピーディ

世代に関しては、Shane社は以下の4つで分けて調査しています。

  • Z世代(1996年〜)
  • ミレニアル世代(1980~1995年生まれ)
  • X世代(1965年~1979年生まれ)
  • ベビーブーマー世代(1946年から1964年生まれ)

世代別のマッチングアプリ利用期間は以下となっています。

  • Z世代→5.8ヶ月
  • ミレニアル世代→8.7ヶ月
  • X世代→9.5ヶ月
  • ベビーブーマー世代→8.25ヶ月

【世代別】マッチングアプリで恋人と出会うまでかかる期間

この中だとZ世代の恋人探しのスピーディさが目立ちます。
意外なのがベビーブーマー世代。
Z世代の次に早く恋人を見つけています。

ベビーブーマー世代はすでに定年の人もたくさんいる世代です。
デートに使える時間が多いはずなので、これが早く恋人を見つけられる理由かもしれません。

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恋人が出来るまでにスワイプする回数

アメリカではTinderBumbleなどのスワイプ式マッチングアプリが主流です。
ここはペアーズが大人気の日本との違いです。

スワイプ式はプロフィール写真を見て直感的にいいね!しやすいせいか、恋人ができるまでに平均3,960回もスワイプしています。
こちらも

  • 男女別
  • 世代別

のデータが公開されているので、それぞれ紹介します。

女性の方がスワイプ回数が多い

恋人ができるまでの男女別スワイプ回数は以下となっています。

  • 男性→3,856回
  • 女性→4,089回

【男女別】恋人と出会うまでに必要な平均スワイプ回数

女性の方が多いのは、おそらく男性から大量のいいね!が届くから。
膨大ないいね!をさばいて理想の恋人と出会うには4,000回以上のスワイプが必要です。

アメリカでもマッチングアプリ疲れが問題になっていますが、これでは疲れるのも当然です。

年を重ねるほどスワイプ回数は増える

世代別のスワイプ数を見てみましょう。

  • Z世代→3,525回
  • ミレニアル世代→3,801回
  • X世代→4,951回
  • ベビーブーマー世代→平均6,189回

【世代別】恋人と出会うまでに必要な平均スワイプ回数

ご覧のとおり、年齢を重ねるごとにスワイプ数が増えています。
これは

  • アプリに使える時間が多い
  • パートナー選びに慎重になっている

などが理由かもしれません。

最も回数が少ないZ世代でも3,500回を超えるスワイプが必要。
若者にとっても、恋人探しは大変なことがわかりますね。

利用者は1ヶ月に約1日分の時間をマッチングアプリで消費

Shane社はマッチングアプリの利用時間も調査しています。

結果をお伝えすると、1週間あたり5.83時間。
1ヶ月に換算すると23.32時間なので、約1日分をマッチングアプリで消費している計算です。

マッチングアプリは効率的に恋人が作れると言われています。
もちろんメリットはたくさんあるのですが、少なくとも簡単に恋人を作れるツールではなさそうです。

実はTinderは婚活向きのアプリだった?

最後に紹介するデータは、アプリで知り合った相手と婚約もしくは結婚する確率について。

マッチングアプリ別でデータを取っており、1位に輝いたのは意外なことにTinder。
Tinderで知り合ったカップルのうち29.6%が婚約・結婚しています。
ちなみにBumbleは12.9%で、Hingeは5%でした。

Tinderはワンナイト・セフレ・シチュエーションシップなど、軽めの出会いに向くアプリと言われています。
けど実は婚活にも有効的なことがこのデータによってわかります。

Tinderに限らず、マッチングアプリの利用者は実は真面目で将来について考えていることを紹介した記事があります。
マッチングアプリで結婚相手を見つけることに不安を感じている人は参考にしてください。

ただ、この記事で紹介したデータでわかるように、マッチングアプリでは簡単に恋人は見つかりません。
登録するときは男女ともに長期戦になることを覚悟しておきましょう。
そして、マイペースで楽しく前向きに活動することが大事です。