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オランダのティルブルク大学は
- マッチングアプリの自己紹介文
- アプリ利用者のモテ度
この2つの関連性を調査しました。
その結果、オリジナリティのある自己紹介文はいいね!を多くもらえたり、マッチングする確率が上がることがわかりました[1]PLOS ONE:Originality in online dating profile texts: How does perceived originality affect impression formation and what makes a text original?。
この記事では調査結果を紹介しながら、そこからわかったオリジナリティのある自己紹介文の作り方を解説します。

オリジナリティのある自己紹介文を登録するメリット
ティルブルク大学の研究者は、マッチングアプリに登録している自己紹介文はほとんど似た内容であると指摘しています。
これはアプリ利用者もぎくりとする内容で、写真はともかく自己紹介文は他の人の真似をしちゃうんですよね。
つい
「オリジナリティなんて出せないし、嫌われたら嫌だから無難な文章にしよう」
なんて考えがち。
けどオリジナリティがある自己紹介文を登録すると
- 知性・ユーモアセンスが高いと認識される
- 性格と魅力に対する評価が高くなる
こんな風に異性に認識され、いいね!をもらったりマッチングする確率が上がることがわかってます。
「変なことを書けば目立つけど、逆に好感度が下がるかも・・・」
こんな心配は入りません。
というのも同じ研究で、オリジナリティのある独特な文章を登録しても「奇抜な人」とは思われないこともわかってます。
たぶん好感度がアップするので、そっちの方に目がいくのですね。
人気のあるマッチングアプリには数百万〜数千万人が登録しています。
この中で目立ち、相手に強い印象を与えるには
- プロフィール写真
- 自己紹介文
この2つで工夫するしかありません。
オリジナリティがあれば、少し変わったことを書いても好感度が下がりません。
だから試しに自己紹介文を変える価値はあると思います。
もし感触が悪かったら元に戻せばいいだけですし。
【関連記事】
「【男性向け】マッチングアプリでモテるプロフィール写真とNG写真」
「マッチングアプリでの誤字脱字・ネット用語の使用は魅力度を下げる」
オリジナリティのある自己紹介文の書き方・作り方
ティルブルク大学の研究結果を紹介しながら、オリジナリティのある自己紹介文の書き方を解説します。
① 具体的に書く
読んだ人の頭の中に映像が浮かぶような、具体的に書かれた文章はオリジナリティが高いと判断されます。
たとえば
「毎日朝は美味しいコーヒーを飲む習慣です」
これだと脳内でイメージしにくいですよね。
より具体的に
「朝日が空にのぼり始める午前7時前、実家の近くにある緑に囲まれた名店「たかの珈琲工房」で購入したコーヒー豆をカリカリ挽いて飲んでいます。」
最初の文章よりはイメージしやすくなったと思います。
こんな風に具体的に書くだけで、あなたのオリジナリティを出すことができます。
さらに、実体験にもとづく情報を具体的な文章にすると「自己開示」もできます。
要は相手に自分のことが伝わるのです。
自己開示的な内容があると、その文章のオリジナリティは上がります。
まずは自分の体験・感じたことを文章にして、それを自己紹介文に入れてみましょう。
② 比喩をつかう
オリジナリティの高い文章には、比喩表現が多く含まれていることがわかっています。
比喩を使うと脳内に画像的なイメージが浮かびやすくなります。
これにより印象に残ったり、オリジナリティがあると判断されやすいみたいです。
たとえば、ごくありきたりな
「おいしくないコーヒーは嫌いです。」
これだと頭の中に何も浮かびませんよね。
けど
「新聞のインクを煮たような味のするコーヒーは嫌いです。」
この表現だと灰色の新聞や黒いインクが読み手の脳内に浮かびます。
「新聞のインクを煮たような味のするコーヒー」
この表現は比喩の名手としても知られる村上春樹さんの作品で使われた表現です。
さすがですね。
上手な比喩を作るのはとても難しいです。
なので、村上春樹さんのような比喩の達人の言葉を借りて作るのがおすすめです。
③ アプリ内で使われる頻度が低い言葉を使う
ティルブルク大学の研究によると
- 単語
- 形容詞
- 副詞
などの言葉で、アプリ内であまり使われない表現があるとオリジナリティを出せるそうです。
こういう時は、ネットで「類義語」を調べると簡単。
類義語とは、似たような意味で言い換えられる言葉のことです。
たとえば、「美しい」の類義語を調べると
- 麗しい
- きれい
などが見つかります。
「麗しい」の方が出現頻度が低い言葉なので、これを使ってみましょう。
すると「美しい花」という表現が「麗しい花」という表現になり、オリジナリティが高くなります。
やりすぎには注意ですが、ポイントポイントでこういった少し違う表現を使うと相手に印象に残りそうですね。
④ 「出会いたい人」を細かく書く
どんな人と出会いたいのかを具体的に書きましょう。
そうすると、オリジナリティが高くなります。
たとえば
「穏やかな家庭を築きたいと思っている人を探しています」
これだと、ざっくりしすぎです。
より具体的に
「意見の食い違いがあっても、おたがいの意見を尊重しながら穏やかに話し合える人を探しています」
こんな風に書いた方がオリジナリティがでます。
具体的というか、よりピンポイントで絞って書くとも言えますね。
対象範囲を狭くすることで、その範囲に当てはまる人が反応してくれるのでしょう。
もし具体的に出会いたい人が決まっているなら、それを正直に記載するのが良さそうです。
【注意点】ティルブルク大学の研究者は高齢者が対象
今回紹介したティルブルク大学の研究ですが、参加者の平均年齢は63.5歳です。
一般的に人生経験が長い人の方が抽象的な思考が得意になります。
その結果、若い人よりもパターン認識能力が高くなります。
だからオリジナリティのあるメッセージの方がモテたのかもしれません。
とはいえ、数千万人が登録するマッチングアプリで目立つことは困難。
なかなかマッチングしなくて悩んでる人は、ためしにオリジナリティのある自己紹介文を登録してみてください。