マッチングアプリでの闇・裏バイトの求人募集は危険!特殊詐欺の受け子の事例あり

マッチングアプリでの闇・裏バイトの求人募集は危険!特殊詐欺の受け子の事例あり

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マッチングアプリは男女が真剣な出会いを求めて登録しているサービスです。
利用者が多いアプリだと累計2,000万人以上が登録し、若い世代での知名度・利用率がとても高いです。

そんなマッチングアプリですが、利用者の多さに目をつけた人がマルチ商法や宗教の勧誘の場として悪用しています。
投資詐欺やデート商法などの詐欺の温床にもなっており、本来とは違う使い方をする人が増加しています[1]ITmedia Mobile :マッチングアプリのトラブルで最も多いのが「マルチ商法」 勧誘のタイミングは?

読売新聞オンラインの報道によると、マッチングアプリでいわゆる「闇バイト」の求人募集が行われていることもわかっています。
具体的には、特殊詐欺の「受け子」や「出し子」の募集です。
特殊詐欺グループがマッチングアプリ利用者に目をつけたのです。

マッチングアプリ利用者は

「いい仕事がある」
「楽に稼げるバイトがある」

など、仕事の勧誘をされても必ず断りましょう。

この記事を書いた人

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武部真也(shin)

2011年から50個以上のマッチングアプリを使い、アプリを調査・体験している。体験から得た知識を活かし、マッチングアプリに関連する記事を累計数百本執筆。特に興味がある分野は「最新テクノジー×出会い(人間関係)」。
筆者のTwitter

闇・裏バイトの求人募集はSNSだけでない

闇バイト・裏バイトの求人募集といえばSNSというイメージがあります。
ただ、警察等もそれを知っており、覆面操作などでSNSでの闇バイト・裏バイト募集を防いでいます。

なので、特殊詐欺をたくらむ人たちは別の場所でも仕事をしてくれる人を募集するようになりました。
それが

  • 求人情報サイト
  • マッチングアプリ

など、たくさんの若い男女が利用するWEBサービスです。

特殊詐欺の被害者から現金を受け取る「受け子」など、闇バイトの募集に複数の大手求人サイトや情報誌が悪用されるケースが増えている。通常の求人を装っているため、応募者が意図せず犯行に関与してしまう恐れがあり、警察庁は警戒を強めている。
引用:求人サイトで闇バイト募集 働きやすさ売り、意図せず関与―警察庁と厚労省、対策強化へ | 時事通信

報道によると、求人情報サイト大手のIndeedエンゲージなどで募集されていた闇バイトに応募し、警察に逮捕された人は約1年間で38人もいます[2]時事通信:求人サイトで闇バイト募集 働きやすさ売り、意図せず関与―警察庁と厚労省、対策強化へ

もちろんIndeedやエンゲージは信頼できる企業が運営する、きちんとした求人情報サービスです。
それでも、求人情報を出す側が実態のない会社を作り

  • 受け取り・配送担当
  • 現場系作業スタッフ

などの職種で募集をすれば、これを防ぐのはかなり難しいです。

いまでは、闇バイト募集を注意・警戒すべきなのはSNSだけではありません。
たくさんの若い人が使うサービスすべてに、特殊詐欺グループが紛れ込んでいる可能性があります。

マッチングアプリは闇バイト(受け子・出し子)の求人募集の舞台

読売新聞オンラインの報道では、マッチングアプリが「受け子」の求人募集(リクルーティング)の舞台になったことがわかっています。

マッチングアプリは利用者がとても多いサービスです。
日本の人気マッチングアプリには、累計数百万〜2,000万人の利用者がいます。

なおかつ、マッチングアプリには以下の特徴があります。

  • 20代・30代の若い男女の利用者が多い(18歳・19歳など10代の利用者もいる)
  • プロフィールを見れば職業や性格がなんとなく予測できる
  • 年収がプロフィールに記載されている

なのでお金に関して、困ってそうだったり問題がありそうな若者を見つけやすい場所です。

マッチングアプリ運営会社もAI(人工知能)を投稿監視で活用したり、専門の人員を配置して不正ユーザー検知に力を入れています。
けれど、マッチングアプリではマッチング成立後に数回メッセージをやりとりした後、LINE等の無料チャットアプリに移動するのが普通です。
ユーザーがマッチングアプリの外に出たら、アプリ運営会社の目は届きません。

逮捕された容疑者は

「彼女をつくるためにマッチングアプリを始めて、知り合った女性に誘われた」
引用:彼女をつくるはずが特殊詐欺の“受け子”に マッチングアプリで知り合った女に誘われ“闇バイト”へ 高齢女性から100万円詐取容疑 逮捕の33歳男 | TBS NEWS DIG

このようにコメントしています。
基本的に、マッチングアプリでは男性よりも女性がモテます。
なので女性が特殊詐欺グループに加担していたら、割と簡単に男性とコンタクトを取れます。

このように、全体を見るとマッチングアプリは「受け子」「出し子」に興味を持つ人物を探しやすい場所だと言えます。

闇バイト以外のお金の話や儲け話にも注意

これまでも、マッチングアプリには業者と呼ばれる人たちがいて、たくさんの利用者が被害者になっています。
具体的には

  • マルチ商法
  • 宗教の勧誘
  • ロマンス詐欺
  • デート商法

などが多いです[3]ITmedia Mobile :マッチングアプリのトラブルで最も多いのが「マルチ商法」 勧誘のタイミングは?

これからは、このリストに
「闇バイト・裏バイトの仕事の勧誘・募集」
が加わる可能性があります。

利用者は

「いい仕事がある」
「楽に稼げるバイトがある」

こんな感じで仕事の勧誘をされても、かならず断りましょう。
お金や儲け話の話が出たら全て拒否するのが一番です。