男性のみなさん、マッチングアプリで女性を探すとき最初にどこをチェックしますか?
ほとんど男性は
- 年齢
- 顔
など「見た目」を確認して、いいね!するかを決めているはずです。
けれど、じつは夫の幸福度やストレスは
「女性(妻)の収入」
が大きく関わっている、という研究が発表されました[1]SAGE Journals:Spousal Relative Income and Male Psychological Distress。
幸せになりたいなら、女性の収入や職業をまずはじめにチェックするべきかもしれませんね。
研究の内容を紹介します。

妻の収入と夫のストレスの関係性
イギリスのバース大学の経済学教授ジョアンナ・シルダさんは、アメリカのミシガン大学が保有するデータをつかい、妻の収入と夫の幸福度の関係を調べました。
調査は男女の夫婦6,035世帯を対象として行われています。
調査の結果、世帯収入にしめる妻の収入が40%のときが夫のストレスが最も少ないことがわかりました。
妻の収入と夫のストレスの関係性を見ていきましょう。
妻の収入が0円のとき夫のストレスは高い
調査によると妻の収入が0円のとき、夫のストレスは高い状態になります。
確かに奥さんが主婦で無収入の場合、家計のすべてを夫である男性が負担することになります。
このような状態では、ブラック企業にいても転職がしにくいです。
残業時間を減らすことも難しくなります(残業代がもらえなくなるから)。
夫が強いストレスを感じるのも無理はありません。
最もストレスが低いのは妻の収入が世帯収入の40%のとき
夫のストレスがもっとも低い状態になるのは、妻の収入が世帯収入を占める割合が「40%」のときです。
つまり、妻の収入が家計収入を占める割合が
0%→40%
このように変化すると、夫のストレスは高い状態から減り続けるのです。
妻の収入に依存しておらず
「自分が家計を主に支えている」
という状態が最も快適のようですね。
40%を超えると夫のストレスも増える
妻の収入が世帯収入の「40%」になると夫のストレスは最小になると説明しました。
では40%を超えると、どう変化するのでしょうか。
なんとなく想像できたかもしれませんが、40%を超えると夫のストレスは増加します。
しかも、妻の収入が増えれば増えるほど夫のストレスも増えていきます。
では「ヒモ」や「主夫」として生活する男性は強いストレスを感じながら生活しているのでしょうか?
研究によると、最初から収入に格差がある(女性の方が男性よりも多い)とわかっていて交際をはじめていれば、男性はストレスを感じないことも明らかになりました。
主夫に向くのは
「自分よりも妻(彼女)の方が高収入だ」
という事実をストレスなく受け入れられる人、ということになりそうです。
夫は「一家の大黒柱」になりたがる生き物?
研究の結果をまとめます。
- 夫は妻の収入が0円のときストレスを感じるが、妻の収入が増えるとストレスが減る
- 夫は妻の収入が世帯収入に対して40%のとき最もストレスが少ない
- 40%を超えると夫のストレスは再び増加する
ということが研究によってわかりました。
妻の収入と夫のストレスの関係は「U字カーブ」なのですね。
男性は「一家の大黒柱」になりたいけど、全責任を自分で背負うのは嫌だと感じている、ということかもしれません。
厚生労働省の調査によると
- 男女共働き
- 男性のみ働き女性は無職
この2つの割合は1991年頃をさかいに、男女共働き世帯の方が増えています。
男性のみ働き女性が無職の世帯は2010年頃から顕著に減っています。
この傾向を見ると、これから収入0円の主婦が増えることは無さそうです。
そして、厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」を見ると、男女間の賃金格差は徐々に少なくなっています。
- 専業主婦が減り
- 収入の男女格差が減っている
このような環境なので、夫の収入よりもやや収入が少ないくらいの女性は増えているはずです。
ということは、お金の面では幸福感を感じる男性は増えてそうですね。
おそらく、ほとんどの人は「幸せ」になりたくて結婚します。
けれど、ストレスまみれの生活では幸せを感じにくいです。
マッチングアプリの女性のプロフィールを見れば、女性のだいたいの収入がわかります。
もし幸せになりたいなら、自分の収入よりもすこし少ないくらいの女性を探すとよいかもしれません。
参考記事・文献
↑1 | SAGE Journals:Spousal Relative Income and Male Psychological Distress |
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