日本と同じように、アメリカでもマッチングアプリの使い方に悩む人はたくさんいます。
悩みを解決できるよう、利用者に対して有料でアドバイスする会社もあるくらいです。
その中のひとつがJunia Matchmaking Services。
会社設立からもう10年以上経過しています。
創業者のアン・マーシャルさんは自らを「マッチングアプリコンシェルジュ」と名乗り、恋愛で悩む人にアドバイスを送っています[1]英語では「online dating concierge」と名乗っていますが、日本風に意訳しています。。
アン・マーシャルさん自身もOkCupidというアプリで旦那さんを見つけており、そのアドバイスは的確[2]The Record:Guelph matchmaker updates age-old profession。
そんなアン・マーシャルさんが出会いを求める男女に対し、11個のアドバイスをしています[3]Guelph Mercury Tribune:‘Time is of the essence in online dating’: Guelph matchmaker shares 10 tips。
日本のマッチングアプリ利用者の参考になると思うので、紹介します。
1年で最も出会いが生まれるタイミングは12月
アン・マーシャルさんによると、1年で最も出会いが生まれる時期は12月です。
より具体的に言うと、アメリカでは12月26日の19時がピークだそうです。
これは世界的マッチングアプリMatch.comの調査でわかったことです。

ちなみに、アメリカでは12月26日は「ボクシング・デー」と呼ばれる祝日です。
じっさい、12月はアン・マーシャルさんのもとに相談にくる女性が一番多いタイミングだそうです。
日本とアメリカでは多少の差はあるでしょうが、日本でも12月は男性にとってもチャンスが多そうですね。
写真をアップデートする
マッチングアプリにはたくさんの男女が登録しています。
この中で少しでも目立つよう、写真を更新しましょう。
これはどの国、どの時代でも使える普遍的なアドバイスですね。
プロフィールを更新する
写真だけでなく、プロフィールもマッチングアプリでは重要です。
プロフィール欄で好きな食べ物や映画について書くのはやめましょう。
もっと普段のあなたが伝わるような内容を書くべきです。
アン・マーシャルさんは
「否定的な言葉を使うべきではない」
ともアドバイスしています。
たとえば
「私は朝型人間ではない」
ではなく
「私は夜型人間だ」
こんな感じですね。
否定的な言葉を使わないだけでも、相手に与える印象はかなり良くなるそうです[4]The Record:Guelph matchmaker updates age-old profession。
受け身ではなく能動的に活動しましょう
マッチングアプリで受け身は良くないです。
1日に少なくとも2・3通はメッセージを送るのがおすすめ。
相手に素敵なメッセージを送る
相手の心に響くようなメッセージを送りましょう。
文章力を磨き
- 誤字
- 脱字
などが無いメッセージを書くのが良いです。
そして、相手のプロフィールや共通の関心・興味について、自由な質問をしてみましょう。
文章力がない人は、メッセージ代行サービスなどを使うのも良いかもしれません。
日本でも、あの村上春樹さんが奥さんと結婚できた理由として
「手紙が上手だったから」
と色々な場所で語っています[5]LIFE!×手紙×ENJOY! 手紙の書き方:村上春樹氏のラブレターのテクニック。
文章力は大事。
だらだらメッセージを送らない
これも文章力と関係しますが、だらだらとメッセージ交換しないで、会う約束を取り付けることも大事です。
アン・マーシャルさんは
「マッチングアプリは時間の勝負」
と語っています。
たしかに、メッセージのやりとりをしている間に他の相手とのお付き合いが始まってしまう、なんてこともあり得ます。
ネットの恋愛ではスピードは大事です。
マッチングしやすいタイミングを狙う
Match.comの調査で、12月26日から1月7日までの間に多くのマッチングが生まれることがわかっています。
このピークはバレンタインデー(2月14日)まで続きます。
アン・マーシャルさんは、だから年末にマッチングアプリに登録すれば有利になると語っています。
日本でも年末年始はマッチングアプリや出会い系アプリの繁忙期です。
日本で出会いたいなら、このタイミングでペアーズやハッピーメールに登録して活動しましょう。
初デートは屋外がおすすめ
アン・マーシャルさんは、冬でも屋外で初デートすることを勧めています。
外で一緒にコーヒーを飲んだり、少し散歩をしたりすれば、素晴らしい初デートになる。
何よりもお金がかかりません。
他にも
- 映画を見る
- 映画鑑賞の後にディナーに行く
という順番もおすすめしています[6]The Record:Guelph matchmaker updates age-old profession。
この理由は
「映画の内容が会話のネタになるから」
だそうです。
自分が何を求めているかを考える
アン・マーシャルさん自分が何を求めているのかを明確にするように、と言っています。
具体的には
- ただの遊び相手がいいのか
- 将来を考えて真剣にお付き合いできる人がいいのか
などですね。
マッチングアプリを使ってることを周りに伝える
アン・マーシャルさんは今は3分の1がネットで出会う時代だから、マッチングアプリを使っていることをオープンにしましょう、と語っています。
オープンにすることで、友達や知人からいろんな情報が入ってくるから、というのが理由です。
たしかに情報は大事ですが、ちょっとこれは日本人とは合わないかもしれませんね。
もし伝えるとしたら、本当に親しい友人だけにしておきましょう。
楽しむことを忘れない
アン・マーシャルさんは
「もっとも重要なのは楽しむこと」
と語っています。
たしかに、デートは楽しむことが大事です。
「マッチングアプリ疲れ」という言葉がありますが、これが深刻化すると鬱病などになる恐れがあります。
とにかく楽しみながらアプリを使いましょう。
参考記事・文献
↑1 | 英語では「online dating concierge」と名乗っていますが、日本風に意訳しています。 |
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↑2, ↑4, ↑6 | The Record:Guelph matchmaker updates age-old profession |
↑3 | Guelph Mercury Tribune:‘Time is of the essence in online dating’: Guelph matchmaker shares 10 tips |
↑5 | LIFE!×手紙×ENJOY! 手紙の書き方:村上春樹氏のラブレターのテクニック |