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マッチングアプリを使っていて
「やめたいのに、やめられない・・・」
「なんかいつも気になってログインしてしまう」
こんな風に感じたことはありませんか?
これは、マッチアプリの依存性・中毒性によるものかもしれません。
人気マッチングアプリ「ペアーズ」の親会社のMatch Groupの調査によると、マッチングアプリに中毒性を感じている人は6人に1人もいるそうです[1]EDICIONES EL PAÍS:The ‘gamification’ of love: Why dating apps have become addictive。
こういう悩みを持つ人はけっこう多いのですね。
この記事では、なぜマッチングアプリには依存性・中毒性があるのかを解説します。
この記事のまとめ
- マッチングアプリ依存性の原因は神経伝達物質の「ドーパミン」
- 依存したくないけど恋人を作りたい人には「紹介型」のアプリがおすすめ
- 紹介型マッチングアプリでおすすめはバチェラーデート
マッチングアプリに依存性・中毒性がある理由
マッチングアプリの依存性・中毒性の原因になっているのは以下の3つです。
この3つの仕掛けにより、マッチングアプリユーザーの脳内にはドーパミンがどんどん分泌します。
だからユーザーはハマってしまうのです。
マッチングアプリにハマってしまう理由3つをそれぞれ解説します。
いいね!によって生まれる「報酬」への期待
マッチングアプリの
- 依存性
- 中毒性
を語るうえで欠かせないのは「ドーパミン」です。
ドーパミンとは、快感や幸福を感じる神経伝達物質のこと[2]りずみんの健康管理コラム:依存症はドーパミンが原因?!。
脳内でドーパミンが分泌されると、人は
「楽しい!」
「気持ち良い!」
と感じます。
気分が良くなり、快感を感じるのですね。
マッチングアプリでマッチングが成立すると、ユーザーの脳内にドーパミンが分泌されます[3]BBC:Planet Sex: The science of dating apps。
これにより、脳はマッチング成立に対して快感を感じます。
なぜマッチング成立するとドーパミンが分泌されるのでしょうか?
ドーパミンが分泌される理由は、楽しいこと、つまり「報酬」が待ってるかもしれないから。
マッチングが成立したら、その後に
- デート
- 恋愛(彼氏・彼女)
- 結婚
などのイベント(報酬)が発生するかもしれません。
脳は未来の楽しい出来事を予測して、ドーパミンを分泌させるのです。
人の欲望には限りがありません。
だから、ユーザーは報酬を求め
- マッチングアプリをタップ
- 「スワイプ」や「プロフィール検索」で異性を探索
- 少しでも気になる人がいたら「いいね!」
このような行為を続けることになります。
ちなみに、ギャンブル依存症もドーパミンの影響が大きいです[4]logmi:「ギャンブル脳」が破滅を招く 依存者の頭のなかではなにが起こっているのか。
人間にとってドーパミンは必要なものですが、厄介なものでもあります。
マッチング成立する勝率は低いから、成立したら嬉しい
マッチングが成立する確率の低さも、マッチングアプリにハマりやすい理由です。
世界ナンバーワンのマッチングアプリとして日本でも人気のTinder。
このTinderでマッチングが成立する確率(スワイプされる確率)は
- 男性は14%
- 女性は46%
こんな感じです[5]New York Times:Tinder, the Fast-Growing Dating App, Taps an Age-Old Truth。
確率的には、男性は7回スワイプしてようやく1回のマッチング成立します。
つまり毎回勝てるゲームでは無いのです。
とくに男性は数回に1回しか勝てない(マッチングしない)から、マッチングしたときに強い喜びを感じます。
これも、マッチングアプリのハマってしまう理由です。
この辺りもギャンブルにそっくりですね。
次にどんな人が登場するかわからないランダム性
マッチングアプリにハマりやすい理由の3つ目は「ランダム性」です。
これは
みたいな、スワイプするタイプのマッチングアプリで当てはまります。
Tinderみたいなアプリだと、次から次へと異性の写真が表示されます。
まるでスロットみたいに。
Tinderでは次にどんな人が出てくるか、わかりません。
出てくるのが「当たり」か「ハズレ」かわからない。
しかも、利用者が多いので終わりがありません。
これが人の病みつきになる理由です。
このような仕組みは
「無限スワイプ(infinite swipe)」
と呼ばれています。
無限スワイプはドーパミンの分泌をうながし、中毒性を生むことが分かっています[6]EDICIONES EL PAÍS:The ‘gamification’ of love: Why dating apps have become addictive。
アメリカの心理学者アリーナ・リウさんは海外の記事でマッチングアプリとギャンブルの類似を指摘しています。
これらのアプリで私たちの脳に起きることは、ギャンブルやスロットマシンと極めてよく似ています。
引用:The ‘gamification’ of love: Why dating apps have become addictive
人がマッチングアプリにハマるのには、理由があるのです。
あわせて読みたい
マッチングアプリで恋人を見つけるには平均4,000回のスワイプが必要
「マッチングアプリ依存症だな・・」と感じた時の対策や予防方法
簡単にですが、マッチングアプリにハマってしまった時の対策や予防方法を紹介します。
対策① アプリを削除する
マッチングアプリへの依存を感じたら、アプリを削除しましょう。
すでに長期間の課金をしている場合は躊躇すると思いますが、まずは削除しアプリから離れてください。
マッチングアプリ依存症になっているとき、スマホ画面に写るアプリのアイコンを見たら
「報酬が待ってるかも」
と脳が反応してしまいます。
アプリを視界に入れないことが大事です。
対策② スマホを自分と離れた場所に置く
アプリを削除してもまたインストールしたくなったら、今度はスマホを視界に入れないようにしましょう。
物理的にスマホを距離を置くことが大事です。
視界にスマホに入るだけで人の集中力は減ります[7]Medical Xpress:The mere presence of your smartphone reduces brain power, study shows。
- 生活と恋愛
- リアルとインターネット
などのバランスを整えたいとき、目に見えない場所にスマホを隠すのが有効的です。
予防方法① 依存性・中毒性が強いことを認識する
ここからは予防方法です。
第一の予防方法は、マッチングアプリの
- 依存性
- 中毒性
は強い、と認識することです。
ギャンブルほどではありませんが、依存性・中毒性が強いことを理解しましょう。
「依存する人がいるくらい依存性・中毒性が強いんだ」
と認識するだけで、アプリとの接し方が変わります。
だから、まずは依存性・中毒性を認識してください。
予防方法② 目標を明確に定め、利用方法を決めて使う
予防方法の2つ目は「目標を明確に定め、利用方法を決めて使う」。
たとえば、恋人探しがマッチングアプリを使う目標なら、その目標から何をするべきか逆算します。
例を挙げるなら
- 1日に5回「いいね!」をする
- 1週間に2回のマッチング成立
- 1ヶ月に2回デートをする
こんな風にやることを明確にすると、のめり込まずに済みます。
さらに
- 1日あたりの利用時間は最大でも30分
- 利用する期間は最大で半年間
といった感じで、時間・期間を決めるのもおすすめです。
目標・やることをしっかり定め、マッチングアプリに依存しないよう注意してください。
予防方法③ 依存性が低い「紹介型」のマッチングアプリを使う
ここまで読んで
「マッチングアプリに依存するのは嫌だけど、恋人を作らないといけない!」
こんな風に思った人には依存性が低い「紹介型」と呼ばれるマッチングアプリがおすすめです。
紹介型のマッチングアプリは1週間に〇人、という風に決まった人数を紹介してくれます。
紹介してくれるのは相性が良いとAI(人工知能)が判断したユーザーのみ。
だから相性が良い人を紹介してもらえる確率が高いです。
この仕組みだとマッチングアプリにログインする時間が激減します。
決まったタイミングでユーザーを紹介してもらえるので、そのタイミングで相手のプロフィールを見て「いいね!」するかどうかを判断するだけ。
無制限に「いいね!」するタイプではないので、これなら依存性になりません。
海外ではシニア・中高年向けアプリや、逆に若いユーザー向けアプリでこのような紹介型マッチングアプリが人気です。
日本では
などが紹介型として人気です。
パーソナライズ婚活サービスの「ヒトオシ」も紹介型のマッチングサービスといえます。
マッチングアプリ依存症を避けたいなら、これらのような疲れないサービスがおすすめです。
依存したり疲れたりせず、良い人を探してください。
参考記事・文献
↑1, ↑6 | EDICIONES EL PAÍS:The ‘gamification’ of love: Why dating apps have become addictive |
---|---|
↑2 | りずみんの健康管理コラム:依存症はドーパミンが原因?! |
↑3 | BBC:Planet Sex: The science of dating apps |
↑4 | logmi:「ギャンブル脳」が破滅を招く 依存者の頭のなかではなにが起こっているのか |
↑5 | New York Times:Tinder, the Fast-Growing Dating App, Taps an Age-Old Truth |
↑7 | Medical Xpress:The mere presence of your smartphone reduces brain power, study shows |