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新型コロナの流行以降、欧米のデートトレンドになりつつある
「ドライデート(Dry date)」
という言葉の意味とメリット・デメリットを解説します。
人気マッチングアプリ「Plenty of Fish」の広報マネージャーであり、マッチングアプリの専門家でもあるKate MacLeanさんは2023年のマッチングアプリのトレンドを6つ挙げています[1]Women’s Health:The Biggest Dating Trends Of 2023, According To Dating App Experts。
その6つの中のひとつがドライデートです。
この記事でドライデートの理解を深め、ぜひドライデートにチャレンジしてください。
「ドライデート」の意味
ドライデートの意味はとてもシンプル。
「お酒を飲まないデート」これがドライデートです。
特に、初めてのデートでドライデートは支持されています。
人気マッチングアプリ「Hinge」の調査では、ユーザーの4分の3は最初にデートでお酒を飲みたくない、と思っているそうです[2]CNBC:These 4 behaviors will raise ‘red flags’ on a first date, according to Tinder and Hinge users. Here’s how to avoid them。
なぜ最近になってお酒を飲まないデートが流行ってるのでしょうか?
理由の1つは新型コロナによるライフスタイルの変化です。
新型コロナが大流行すると、日本だけでなく海外でも飲食店が休業や時短営業に追い込まれます。
これにより、コロナ流行時はお酒が飲める飲食店でのデートが難しくなりました。
かといって、マッチングアプリで知り合った相手といきなり自宅飲みはできません。
だから自然と外でお酒を飲むデートは減り、他の方法でデートするようになったのです。
アメリカでは約25%の人がパンデミック前よりも飲酒量が大幅に減った、と回答しています[3]Bumble:Here Are Bumble’s Predictions for Dating in 2022, According to Data。
コロナでお酒を飲む機会が減っただけでなく、飲酒量自体も減っています。
このようなライフスタイルの変化により「ドライデート」を選ぶ人が増えているのです。
デートスタイルがコロナ禍に対応して変化した、とも言えますね。
ドライデートのメリット3つ
ドライデートのメリットとして、以下の3つを紹介します。
- デート相手を冷静に評価・判断できる
- トイレに行く回数が減り安全性が高まる
- お金がかからない
① デート相手を冷静に評価・判断できる
お酒には気分を高揚(こうよう)させる効果があります。
気分が良くなり飲みすぎると、記憶力に悪影響を与えます。
だから、お酒が入るとマッチングアプリで知り合った相手を客観的に評価・判断するのが難しくなります。
海外の調査では、お酒をたくさん飲む人ほど異性とセフレ関係になりやすい、というデータが出ています。
判断力が鈍り「まあいいか」となってしまうのですね。
人気マッチングアプリのBumbleの調査では、62%の人がお酒を飲まないデートの方が相手と深い関係を築ける可能性が高い、と回答しています[4]STYLIST:DATING
Dry January 2023: women who don’t drink tell us what “dry dating” is really like。
お酒には人の判断力を鈍らせる効果があるので、これは当然のことですね。
もし将来を共にする相手を真剣に探したいなら、ドライデートがおすすめです。
② トイレに行く回数が減り安全性が高まる
2つ目は、トイレに行く回数が減り安全性が高まる、です。
なんで?と思うかもしれませんが、とくに女性にとっては大事なことです。
稀(まれ)ですが、マッチングアプリで知り合った相手のグラスに睡眠薬をまぜ
- 窃盗
- レイプ
などの犯罪を犯す人がいます[5]京都新聞:マッチングアプリで会った女性に睡眠薬飲ませ、性交疑い 28歳男を逮捕。
割合でいうと
男性→女性
というパターンが多いです。
このような事件が起きるとき、トイレに行くため席を立った時に薬が混入されるのが定番です。
ドライデートならお酒を飲まないので、トイレに行く回数が減ります。
それに意識もはっきりしてるから、不審な出来事や行動に気付きやすいです。
だから睡眠薬などを使った犯罪の被害者になる確率は下がります。
③ お金がかからない
3つ目は現実的な理由です。
お酒を飲むデートより、ドライデートの方がお金がかかりません。
デートが簡素化しつつあるいま、初デートで豪華なディナーを期待する女性は減っています。
今は気取らない「カジュアル」なデートがスタンダードです[6]match:Singles in America。
ドライデートは、デートのカジュアル化の流れに沿ったものでもあります。
会話が苦手な人にとってはデメリットもある
ドライデートはメリットばかりではありません。
会話が苦手だったり、初対面で緊張しがちな2人が出会ったとき
- 会話が持たない
- 会話が盛り上がらない
こんなデメリットもあります。
お酒の力を借りれなくなるのですね。
ただ、これはどうしようもありません。
逆にポジティブに考え
「お酒の力を借りなくても楽しく過ごせる相手をみつけるんだ!」
と割り切りましょう。
お付き合いが始まったり、結婚したら一緒に飲んでばかりもいられません。
お酒なしでも楽しく一緒にいられる相手を見つける良い機会です。
日本は海外以上にドライデートが受け入れられる可能性がある
海外にはLoosidという、ドライデート専門のマッチングアプリがあります。
同じく海外の人気マッチングアプリ
には、プロフィールに飲酒の有無を掲載する項目があります。
Bumbleには「Sober Badge(しらふバッジ)」という、お酒を飲まないことをアピールできる機能があります。
このように、海外ではお酒を飲む・飲まないが交際相手を判断する大きな基準になりつつあります。
日本ではまだこういった話は聞きません。
けれど、お酒を飲まない人は若い人を中心にどんどん増えています。
2019年の厚生労働省の調査では、なんとお酒を飲まない男女は約55.1%まで増加しています[7]文春オンライン:https://bunshun.jp/articles/-/57399">40歳未満男女の“お酒離れ”が顕著に…「成人の過半数はお酒を飲まない」日本で“ノンアル飲料”が進むべき道とは。
一般的に、日本人はお酒に強くない人種です[8]レタスクラブ:日本人が西洋人に比べてお酒に弱い理由 眠れないほど面白い地球の雑学(82)【連載】。
だから海外以上にドライデートが流行する可能性があります。
ドライデートに興味がある人は、まずマッチングアプリのプロフィール欄でお酒を飲まないことを伝えましょう。
そうすれば、同じようにお酒を飲まない人とマッチングする確率が上がるかもしれません。
参考記事・文献