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Match Groupはゲイ・バイセクシャル・クィアの男性向けにマッチングアプリ「Archer(アーチャー)」を公開予定です[1]Tech Crunch:Match Group debuts Archer, a new face-first gay dating app for men。
Archerは2023年夏にニューヨーク、2023年中にはアメリカ全土で公開される予定です。
※日本での公開は未定
Archerのコンセプトは「ソーシャルファースト」。
これまでのゲイ・バイセクシャル向けマッチングアプリにあった、ちょっと怪しめの雰囲気とはぜんぜん違います。
一言でいえば、Archerは「綺麗で健全」です。
Archerの登場によって、ゲイ・バイセクシャルの人はこれまでより普通の恋活・婚活がしやすくなるかもしれません。
この記事ではArcherの特徴・仕組みや料金などについて解説します。
Archerが向いているのはこんな男性
- ゲイ・バイセクシャル・クィアの人
- ゲイ向けアプリでサクラや写真詐欺に騙された経験がある人
- 外国人の男性と出会いたい人
- ストレートの人
- アダルト・エロ的な出会いを求める人
- 裸の写真を相手の男性に送信したり、自分も受信したい人
マッチングアプリによって「出会い系=サクラ・怪しい」というイメージがなくなりました。
おなじように、ArcherによってゲイなどLGBTQ向けマッチングアプリのイメージも改善される可能性があります。
過去にゲイ向けマッチングアプリで騙されたり、辛い経験をした人にArcherは特におすすめです。
Archerの特徴
Archerはまだ公開前のマッチングアプリです。
けれど、ゲイ・バイセクシャル向けマッチングアプリ市場を大きく変えることを期待させるポテンシャルがあります。
なぜならArcherには以下の特徴があるからです。
- 世界的大手マッチングアプリグループが運営
- 会員登録には自撮り動画による本人確認が必要だから安全
- ユーザーの心身の健康にきちんと配慮している
- ユーザーがコミュニティを構築できる
それぞれ解説します!
世界的大手マッチングアプリグループが運営
Archerを運営するのはMatch Group(マッチグループ)。
TinderやHingeなどの大人気マッチングアプリをいくつも運営する世界的大手企業です。
日本だとペアーズを運営する株式会社エウレカもグループ傘下です。
Match Groupは米ナスダックにも上場しており、そんな会社がサクラをマッチングアプリに投入するはずもありません。
もちろんグループ傘下のペアーズやTinderもサクラゼロ。
だから、真剣に恋活・婚活をしたい男性が本当に出会えるマッチングアプリが登場する可能性が高いです。
会員登録には自撮り動画による本人確認が必要だから安全
Archerに登録するには
- プロフィールに登録した写真
- アプリを使っている人(ユーザー)
この両者が同一人物であることを自撮りの動画で証明する必要があります[2]Tech Crunch:Match Group debuts Archer, a new face-first gay dating app for men。
このような、動画を使って本人確認する方法を「セルフィー認証」と呼びます。
セルフィー認証ができるマッチングアプリは18歳以上の年齢確認だけのアプリより安全性が高いのでおすすめです。
※下の表を参考にしてください
セルフィー認証によって安全性が高くなる理由は以下の3つです。
- 真剣な利用者の割合が増える
- なりすましの登録が減る
- いちど強制退会になった人の再登録が減る
他のゲイ向けマッチングアプリを使って騙された経験がある人にとってArcherの登場はまさに朗報だと思います。
ユーザーの心身の健康にきちんと配慮している
Archerは、Archerをつかうユーザーが心と体を損なわないように配慮されています。
具体的には、アプリ内に
- カウンセリング
- STD検査エリアの案内
- 感染症を予防するPrEP(プレップ)の正しい知識へのリンク
などを準備する予定です。[3]Fastcompany:Match Group rolls out Archer, its dating app for queer men
「STD検査エリア」とは、無料で性病の検査・通院ができる医療機関のことです。日本にもこのような医療機関はあります。
マッチングアプリは便利なサービスですが、マッチングアプリ疲れや性病感染などの問題があるのも事実。
じっさい日本でも「マッチングアプリの流行によって梅毒患者も増えたかも?」というデータが多数公開されています。
このようなリスクが減るよう、Archerは正しい情報を提供してくれます。
他にもAI(人工知能)を活用して
- プロフィールやメッセージでガイドラインに違反している内容の投稿を禁止
- 性的な内容が含まれる写真にはモザイク・ぼかし処理
などの対応をしてくれます。
ユーザーが居心地が良い空間になるよう配慮してくれていることがわかりますね。
ユーザーがコミュニティを構築できる
Archerは「ソーシャルファースト」のマッチングアプリです。
これはArcherはSNSみたいに使える、ということです。
具体的にはペアーズの「コミュニティ」のような仕組みを実装する予定のようです。
ペアーズのコミュニティにグループチャット機能が加わるようなイメージですね[4]Fastcompany:Match Group rolls out Archer, its dating app for queer men。
だからArcherはただ出会うだけでなく、友人を作ったり共通の趣味を持つ人たちが集まるのにも使えます。
Archerの使い方
わかっている範囲でArcherの使い方を解説しますね。
Tinderみたいなスワイプ式マッチングアプリではない
ArcherはTinderみたいなスワイプ式マッチングアプリではありません。
どちらかというと日本のペアーズに似たタイプのアプリです。
だから自分のペースで他の会員の写真やプロフィールをゆっくり閲覧できます。
画面も以下のように分けられます。
- 1人の会員のプロフィールを閲覧する画面
- 15人の会員のプロフィールを閲覧する画面
- 数十人の会員のプロフィールを閲覧する画面
気になる会員を選んで「いいね!」したり、マッチング成立後にメッセージ交換するのは他のマッチングアプリと同じです。
「興味タグ」で共通の趣味や関心を持つ人を探せる
Archerには「興味タグ」の機能があります。
「興味タグ」は趣味や好きなものを登録できる機能です。
※下の画像はTinderの興味タグです
ここに好きなものを登録しておくと、同じ物事に興味・関心がある人からいいね!がもらえやすくなります。
興味タグは多めに登録するのがおすすめです。
フォロー・ストーリー機能も搭載予定
Archerは将来的にはフォロー機能だったり、投稿から24時間で自動的に消滅するストーリー機能も導入する予定です。
なのでマッチングアプリとInstagramの中間のようなイメージでしょうか。
「ソーシャルファースト」というだけあり、会員同士が交流できる機能が多そうですね!
【料金】Archerは無料でも使える
気になるArcherの料金ですが、基本的にTinderみたいな料金体系になりそうです。
つまり
- 無料でも一通りの機能を使える
- 課金して有料機能を使うと出会える確率アップ
このような仕組ですね。
課金額はたぶんTinderとそんなに差がないはず。
Tinderには以下の3つのプランがあります。
- Tinder Plus→月額1,200円
- Tinder Gold→月額3,400円
- Tinder Premium→月額4,300円
それぞれ下の表のようなメリットがあります。
Archerもこんな感じで有料課金のランクを設定するのでしょう。
ただ、具体的な課金額等は発表されていません。
料金については公開を待ちましょう。
Archerは真剣に出会いたいゲイの男性向けマッチングアプリ
ここまでArcherについて
- Archerが向いている男性
- 使い方・機能
- 料金体系・課金金額
などを解説しました。
LGBTQ向けマッチングアプリは多数ありますが
- 会員数
- 機能
この両方が物足りない、もしくは片方がいまいち、というものが多いです。
けれどLGBTQはマッチングアプリの利用割合が多いことで知られています。
つまりArcherが狙っている市場は大きいのです。
Tinderでストレート向けマッチングアプリを制覇したマッチグループは、ArcherでLGBTQ向けマッチングアプリも制覇するのでしょうか。
Archerのリリースを待ちましょう!
参考記事・文献
↑1, ↑2 | Tech Crunch:Match Group debuts Archer, a new face-first gay dating app for men |
---|---|
↑3, ↑4 | Fastcompany:Match Group rolls out Archer, its dating app for queer men |